円通寺小足谷出張所跡

   

        

 

 

    石垣の上に円通寺小足谷出張所跡があります

          

     

        解説 

  

 この写真は、円通寺小足谷出張所の跡あり、その廻りの墓地には開坑以来1916年別子撤退までの220余年の間に山中で病に倒れ、災害に命を失い、水害で亡くなった幾多の霊が静かに眠っています。

 別子撤退後、寺は別子山村白尾の南光院の境内に移され、諸霊への供養は今も尚続けられています。

 なお円通寺本院は、1678年別子山村保土野に建立された古い寺で、ここには、その出張所がありました。

         

       

    

      感想

   

 この場所に埋葬されている人達はきびしい山中の生活にあり、水害などの自然災害や、採掘作業の中で起きた事故で亡くなった方達が眠っています。

 この場所に立ち、私達は別子銅山の繁栄を支えた方達の中に起きた悲劇をあらためて実感することができました。     

 銅山が栄えた時代この場所で働き生活してきた人達は心から山中での生活を安定を願っていたように思います

  

       別子銅山を支えた方々が眠っています