小学校跡

   

        

     

 今は石垣のみ残す小学校跡 

   

    解説   

  

 1873年に開校された目出町の足谷小学校が別子山村に寄付され1889年小足谷の地区に新築され移転したのが住友私立小足谷小学校です。

 1899年3月末の教員数は7名、在籍生徒数は男女合わせて298名でした。

 また、1897年に目出町に分教場が設けられました。

 1914年の失火にともない、本校を含め周辺の建物も焼失し、生徒は東平小学校や弟地小学校へと移り、1916年の旧別子撤退によって廃校となり目出町の分教場もまた廃校となりました。

       

       感想

     

 この小学校の跡に立ち、私達は当時の様子を思いうかべました。

 親が銅山の中に働きに行っている間、ここに通っていた子供達は、山中の不自由な生活の中で家の炊事や手伝いをしていたことを考えました。

 現在、私達は本当に贅沢でわがままな暮らしをしていることを、この場所であらためて実感しました。

     

  

  小学校の敷地には今や杉林が広がっています

現在では、杉林の広がる

小学校跡地をご覧下さい。

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