第2回産業遺産モデル学習講座

『鉱業都市から工業都市への発展と産業遺産』

講師:新居浜市商工観光課長(当時) 森賀 盾雄先生

平成12年10月11日(水)
場所 ウイメンズプラザ新居浜
時間 18:00〜20:00


 2回目の講座は新居浜市商工観光課の課長(当時)をされ、今年の8月に全国で初めて実施された近代化産業遺産全国フォーラムを大成功に導かれた立て役者であり、私たちの活動を様々な角度からご支援いただいたている森賀盾雄さんが講師をお務めになりました。
 そして、「鉱業都市から工業都市への発展と産業遺産」と題して、新居浜の発展と住友との関係について話していただきました。

 ご講演の中で、新居浜港の設計図や当時の将来計書など珍しい資料も見せて頂きました。

講師:森賀盾雄先生 めずらしい資料を数多く見せていただきました
講師:森賀盾雄先生 めずらしい資料を数多く見せていただきました

 鷲尾勘解治(わしおかげじ、かげはるともいう)は、住友に入社し以来、破格の行動を続けていたそうです。

 山のふもとに大きな運動場(山根グランド)や新居浜市を一直線に走る最大の幹線道路〈昭和通り〉の建設と新居浜港の大築港の建設計画など多くのことを行った方です。

 当時の水準を超えて度を外れている。はずれすぎていることだそうです。
 しかし、現代において鷲尾氏の業績は先賢の目があったと証明されています。

 別子銅山の歴史を眺めても鷲尾氏の名前はあまり見かけることができませんが、現在の新居浜市の礎を築いたのは彼の功績だそうです。

 現在の新居浜は、住友と共に発展してきました。
 銅山は休山してしまいましたが、新居浜に残る多々の人の夢の跡、これが産業遺産なのかなと思いました。

 今回の講座をお聞きして、今まで知らなかったことを知ることができとても勉強になりました。   

                                                                                     

黒田 美樹

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