東平小学校 写真の上にマウスをおくと現在の様子が見えます
現在の東平小学校跡
旧:昭和43年(1968) 原茂夫氏撮影  現:平成12年(2000)11月25日撮影

 東平小学校は、明治39年(1906)10月17日私立住友東平尋常高等小学校として設立しました。
 昭和36年(1961)公立に移管し、新居浜市立東平小学校となりました。
 そして、昭和43年(1968)に閉校されるまでの62年間、子供たちを見守ってきた小学校も東平坑の閉坑と共にその長い歴史に終止符を打ちました。
 
昭和43年(1968)の在校生は新居浜市立角野小学校端出場(はでば)にある鹿森分校(角野小学校)に転入していきました。
                                   東平小学校の沿革史東平小学校の沿革史が見えます。

東平小学校年度別卒業生 数値データが見れます
東平小学校年度別卒業生の数値データ


東平小学校の校歌(MIDIデータ)を再現しました 東平小学校の校歌(MIDIデータ)を再現しました。
作詞・作曲:真鍋熊次郎氏

東平小学校校章  左の写真は、東平小学校の校章です。
 構成は画面から左側の写真を見ていただけばおわかりになりますが住友グループの社章のイゲタのマーク「東」の文字を入れています。
 向かって右側の校章は男子が帽子につけていたものです。左側は女子が襟に付けていた襟章です。
 ところで、大正時代に作られた校章は、「東」の字が東平の頭文字の「T」となっていました。
 東平小学校校章 昭和43年(1968) 原茂夫氏撮影
 別子銅山で初めて小学校ができたのが、明治6年(1874)旧別子小足谷に小学校ができました。
 学制が発布されたのが、明治5年(1873)ですから、日本で初めてといってもいいほどの早さで設立されています。
 住友は教育がいかに大切かを考えていたのかがよく分かります。
 東平小学校はその流れを引く学校です。
 明治39年(1906)に設立された最初の児童数は20名学級数は3でした。
 その後、明治41年(1908)私立東平尋常小学校と改称され、児童数明治39年(1906)の7倍に当たる142名に増えました。
現在の東平小学校跡と一の森
旧:昭和43年(1968) 原茂夫氏撮影  現:平成12年(2000)11月25日撮影
東平小学校全景  写真の上にマウスを置くと、現在の写真が見えます。

 東平小学校は赤石山系のふところにあり、冬の寒さや雪によって冬休みが長く、夏休みは短くなっていました。
 山の上と下とでこんな差があったなんて、本当に驚きです。
 このことは現在の北海道や東北地方に似ていますね。
東平小学校全景 昭和43年(1968) 原茂夫氏撮影
 右の写真は、小学校の北西側です。
 小学校の裏側となり、すぐ下方に自彊舎(じきょうしゃ)が見え、写真奥には尾端(おばな)社宅を見ることができます。
 この写真から、山の斜面を開拓して少ない土地をうまく利用して生活する様子が伺えます。
 また、住む所以外は自然のまま、緑が生い茂り、自然と共存していると感じます。
 このようなすばらしい環境の中に学舎がありました。
東平小学校北西側
東平小学校北西側 昭和43年(1968) 原茂夫氏撮影

東平小学校の平面図  昭和30年(1955)6月20日当時東平小学校の平面図を見ることができます。
 設立当初から、増設されて当時に至るまでの過程もわかります。

別子ニュースを見る 東平小学校新しい校歌
昭和32年11月10日発行 別子ニュースより
別子ニュースを見る 学園だより
昭和33年8月10日発行 別子ニュースより
別子ニュースを見る 運動会のシーズン
昭和33年10月10 日発行 別子ニュースより
別子ニュースを見る 別子学園公立に移管
昭和36年4月10日発行 別子ニュースより
別子ニュースを見る 公立初の開校式
昭和36年6月10日発行 別子ニュースより


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原茂夫さん 
 平成12年(2000)7月24日 本校にて収録 
 東平ならではの学校行事について  (1分27秒)  ビデオの再生 1076KB
 社会見学はありましたか?  (0分52秒) ビデオの再生1076KB
 転校生はいましたか?  (1分11秒) ビデオの再生871KB
 変わった授業はありましたか?  (0分48秒) ビデオの再生592KB
 学校と家庭とのつながりは
どのようだったのですか?
      (1分59秒)
ビデオの再生1471KB
 私立から公立へ移管されたときの様子について
                   (2分20秒)
ビデオの再生1721KB


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