最後の卒業式(閉校式)に歌った校歌(当時の録音)が聴けます。 昭和43年(1968)2月28日 原茂夫氏録音・所蔵 |
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東平小学校の歴史は明治39年(1906)の私立東平尋常小学校創立から始まりました。 昭和36年(1961)に公立に移管し、その7年後の東平坑閉鎖に伴い、昭和43年(1968)2月28日で閉校し、創立から実に62年の歴史に終止符を打ちました。 本来であれば、卒業式は3月に行われますが、東平撤退のため一ヶ月繰り上げての卒業式(閉校式)となりました。 この時の児童数は86名、学級数6、教職員数10名でした。 |
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送 辞 昭和43年(1968)2月28日 原茂夫さん撮影 | |
卒業式の様子は現在に至っては写真でしか見ることしかできません。 しかし、式後、雪の中で生徒たちと、先生や市長さんが肩を組み合い、母校に最後の別れをしている写真には、その時、その場所にいる人々が母校に別れをつげる悲しみや、慣れ親しんできた学舎を名残惜しむ姿が私たち見ている者にも伝わってきます。 でも、この晴れやかな笑顔は、今の私たちに忘れかけている何かを教えてくれるのではないでしようか。 |
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答 辞 昭和43年(1968)2月28日 原茂夫さん撮影 | |
平成6年(1994)に小・中学校跡には銅山の里自然の家が、地域の人々に親しまれ、家族などの憩いの場として設立されました。 現在は小、中学校など青少年の団体の研修の場として使われており、30年の時を経て、自然の大切さや、学びの大事さ、そして自然とふれあう楽しさを現在多くの人々に伝え、再び教育の場としての命を吹き返しています。 |
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なごりの雪の中、卒業証書を手に 昭和43年(1968)2月28日 原茂夫さん撮影 |