井上 省二さん・原 茂夫さん・石川 登貴代さん
との交流学習会

場 所 本校(総合情報処理室
取材日 2000年7月24日〜 25日

 今日は井上省二さん東平ご出身の方をご紹介いただき、交流学習会を行うことが出来ました。
ご紹介いただいたのは東平出身で、東平小学校の事務をされていた
原茂夫さん、東平中学校の事務をされていた石川登貴代さんのお二人です。

左から原さん、井上さん、石川さん

パネルまでご用意いただきました

 東平出身で、東平閉山まで生活をされた方からお話をお聞きするチャンスは初めてなので、緊張と期待がとてもありました。

 お話は
生活面を中心とした内容となりました。当時の小・中学生がどんな生活をしていたのか、現在の私たちとどういった所が違い似ていたのか、興味深々でした。

 また、
東平といった特殊な環境の中での人々の暮らしについて良かった点苦労した点など、様々な資料をご準備いただいて2日間に渡りお聞きしました。
 
 
石川さんはご都合のため1日の交流会となりましたが、貴重な写真を見せていただきながら、当時の様子を分かりやすく説明をしていただきました。

 その中には当時の生活をしていた人の
笑顔がとても沢山ありました。今の私たちには、何か忘れてしまった表情のように感じました。

 井上さん原さんには2日間お世話になりました。

 大きな
パネル写真もご用意いただいたり、東平小学校最後の卒業式を収録したテープも見せていただきました。

 しかしこのテープは、当時のテープレコーダーが無いためにきちんと
再生する事が出来ないとお聞きして、大変残念に思います。(放送局等にも持って行かれたそうですが、うまく再生出来なかったそうです)何とかこのテープの再生をして、ぜひ当時の生の声を聞いてみたいです。

再生できなかったテープ↑ とても残念です

 特に印象に残ったのは、私立だった小学校が公立に変わる時、混乱し落ち着くまでに大変な苦労をされたこと。

 
保育園にはプールが無かったので、子供が水遊びできるように水を少し残るように抜き利用していたこと。

 さらにその
プールで、冬に一度だけスケートをしたこと。

 
治安がとても良くて、遠出をするときすら鍵をしなかったということ。(もし、火事になった際でも近所の人が荷物を出してくれる。

学習風景

皆さんと記念撮影をしました

  今日聞いたお話を、どの様にまとめていけば一番活かせるようになるのかを、これから考えていきたいと思います。

 そして、当時生活された方には
懐かしい思い出となり、私たちにとっては、今私たちが失いかけているものを取り戻すきっかけとなるようなページに仕上げていきたいです。

 いつもお世話になっている井上さんをはじめ、原さん、石川さん、日々ご多忙の中、私たちのために学校にお越しに頂き本当にありがとうございました

 また、今回多くの時間をかけた学習会でしたが、まだまだ
今回だけでは終わるものではありません。これからも、機会をいただき、さらに深く学習していきたいと思います。

 最後になりましたが、今回の学習会に、愛媛大学四回生で産業遺産を生かしたまちづくりについて研究されている門屋春香さんも参加されました。

 門屋さんとは
電子メールを使い、さらに交流を深めていきたいと思います。

また人の輪が広がりました

小松 洋子

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