第7回産業遺産モデル学習講座
『建築・構造物における別子銅山産業遺産』
講師 工学院大学助教授 後藤 治先生
日時 | 平成13年1月17日(水) |
場所 | ウイメンズプラザ新居浜 |
時間 | 18時〜20時 |
今回は、工学院大学助教授である後藤治さんが『建築・構造物における別子銅山産業遺産』というテーマでお話くださいました。
講師: 後藤 治先生 |
産業遺産を情報の拠点地に(米国) |
日本における歴史遺産・文化財の中での別子銅山について、また、日本国内や世界との比較をしながら世界中の色々な遺産の活用方法を紹介してくれました。
古いまま放置しておくのではなく、利用しながら良き古さを残しながら新しい試みにいかす。
見るだけではなく、触れることのできる遺産をこれから目指すべきだそうです。
また、どこかのまねでなくその場にしかないを作るのが大切だとおっしゃていました。
数年前に新居浜にある別子銅山の関連施設や建築物を観たときは何がなんなのか解らないと思うほどてだったそうてす。
「今ままでほっといても平気だったので、今から利用方法を考えても十分に間に合う。今はだだ古いだけの建物が今後どう変わるのかとても興味がある」とおっしゃっていました。
最後には、旧国土庁(現国土交通省)の新しい全国の総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」に基づき実施されている新居浜市の新しい事業『知の博物館都市』にむけてどういうことを行っていけばよいかを助言してくださいました。
○街に点在する宝をつなぐ
○他の人に知ってもらうためだけではなく、自分達の街の良さを知り、伝える
産業遺産も街づくりは、役所に任せるのではなく企業・民間・市民が一緒になって考えていくことが21世紀のこれからの時代に求められることかもしらないと感じました。
黒田 美樹