愛媛県総合科学博物館 企画展示
〜別子銅山と産業遺産〜
主催 国土交通省(旧国土庁)・(財)自由時間デザイン協会・愛媛県総合科学博物館・新居浜市・新居浜市広瀬歴史記念館
場所 |
愛媛県総合科学博物館 企画展示室 |
取材日 |
2001年2月24日(土) |
時間 |
9:30〜13:00 |
東平のページも出来上がり、私たちは次の作品に取りかかることになりました。
その中心となるのが日本で初めて公害を克服した「四阪島」です。
愛媛県総合博物館で行われた別子銅山に関する企画展では、その四阪島で使われていたミゼット消防車が展示されるということで、一目見ようと行って来ました。
企画展示室入り口 |
企画展示室に入るとすぐ、ミゼットがありました。
思っていたより小さかったので、「あ、かわいい・・・」なと思いました。
しかし、車体の上にサイレンとライト、荷台にはポンプをのせて四阪島を火事から守るちゃんとした消防車です。
前から |
後ろから |
車体には「四阪工場」と書かれている |
ポンプやホースもそのままです |
展示の解説に、四阪島は私有地だったので自動車免許がいらなかったと書いてありました。
わたしでも運転できたんだ・・・・・
ほかにも様々な実物の展示があり、筏津のサイレン・坑内用自転車・ふいご、そしてうれしかったのは、「ご自由にお取りください」と書かれた四阪島のカラミ(製錬のあとの残り)などがありました。
記念に頂いて帰りました。
第四通洞・探鉱通洞で使用された自転車 |
筏津(いかだつ)のサイレン |
展示には四阪島の写真、地図や、江戸・明治期の絵図、青写真などがありました。
新居浜市広瀬歴史記念館管理係長(学芸員)である久葉裕可さんにご解説いただきながら見学させていただきました。
絵図では屏風(びょうぶ)とその下絵がそろって展示されていたり、二本の絵巻は片方が新しく発見されたことにより、その年代が明らかになっているそうです。
見学風景 |
会場の中 |
様々な展示資料を拝見し、ぜひ四阪島へ行ってみたいという思いがいっそう強まりました。
そして、こういった見学や、講座に参加して知識を増やし、自分のため、まちのために作品を制作していきます。
小松洋子