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高橋 市郎さん聞き取り調査
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場 所 |
高橋 市郎さん自宅
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年月日 |
2007年(平成19年)8月29日 |
時 間 |
13:30〜17:15 |
坑内作業や機械運転、機械設計など様々なお仕事を経験された高橋 市郎さんに当時のお話をご自宅で聞かせていただきました。
別子銅山の坑道内での作業や坑内環境の様子についてお話をしていただきました。
大斜坑は、海面下1,000mにも及ぶ坑道で、坑内温度は約50℃にもなりその温度と戦いながら掘削するための環境作りが非常に難しかったことや災害のお話もしていただきました。
また、落盤の恐ろしさも知ることができました。
落盤といっても坑道は四方八方から地圧を受けているため高いところから物が落ちてくるというのではなく、下からでも横からでもどこから飛んで来るか分からない。
その恐怖と隣り合わせで仕事を遂行した勇気を感じることができました。
そして、15才という若さで別子銅山に入り、さまざまなご経験を積まれる中で独力で設計を学ぶという勉強の大切さや命の大切さについても知ることができました。
今の僕たちと近い年齢の人が当時は働いていたのに対しいまの僕たちは学校にも通えていて、とても幸せなんだと思いました。
現在の新居浜市があるのは、高橋さん達のおかげでもあると思います。
だから、もっと感謝しなければならないと思いました。 |
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高橋 市郎さんにお話を
伺っている様子 |
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