たかはし  いちろう                   
     
高橋 市郎さん 
高橋 市郎さん
 昭和5年(1930)大永山須領(だいえいざんすりょう)に生まれ、昭和43年(1968)東平坑閉坑まで東平で生活する。

 昭和20年(1945)、わずか15歳で別子銅山に入る。

 坑内での運搬作業をはじめとし、機械の運転などさまざまな仕事に従事、独力で機械設計を学び、別子銅山最後の挑戦となった大斜坑の建設に携わる。

 現在、別子銅山親友会 副会長を勤める。
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タイトル  東延斜坑の様子と蒸気巻上機の運転の体験について
収録時間  2分58秒
内容  斜坑というのは、坑口から地下へ斜めに掘った坑道のことです。
 東延という場所にあった、斜坑の内部の様子や、東延斜坑にあった蒸気機関で、鉱石を巻き上げたりした経験を語ってくれました。
収録日 2007年(平成19年)8月29日 ご自宅にて収録
タイトル  手掘りの様子や15歳入社時の仕事について
収録時間  3分19秒
内容  手掘りというのは、ピットと呼ばれる岩に穴をあける鉄製の棒と、せっとうと呼ばれるピットを叩く道具を使い、人間の手で岩を掘っていく作業のことです。
 手掘りの作業について、詳しく教えていただきました。
 また、高橋さんが15歳の時に、別子銅山で仕事を始めた体験についてもお話ししてくださいました。
 
収録日 2007年(平成19年)8月29日 ご自宅にて収録
タイトル  坑内火災の発生のメカニズムとその恐ろしさ
収録時間  1分52秒
内容  坑内での火災の恐ろしさは、煙の逃げ道が非常に少ないことです。
 煙は、人間より早く進み、瞬く間に人間を苦しめます。
 坑内でも同じで、ちょっとした気の緩みが大火災を引き起こす原因になります。その恐ろしさについて、語ってくれました。
収録日 2007年(平成19年)8月29日 ご自宅にて収録
タイトル  落盤事故と坑内環境の厳しさについて
収録時間  3分19秒
内容  落盤事故の危険性や、実際の坑内の中の環境がどのようなものかお話してくださいました。
 校内は、温度が非常に高く、いつ事故が起こってもおかしくない、非常に危険な場所でした。
収録日 2007年(平成19年)8月29日 ご自宅にて収録
タイトル  地下1,000メートルの恐怖
収録時間  0分52秒
内容  海抜1000mもの深さになると、坑内の温度も高くなり、掘削作業をするための環境作りが難しかったことや、作業現場での危険性をお話ししてくれました。
収録日 2007年(平成19年)8月29日 ご自宅にて収録